近くの他人より遠くの親戚

３０歳にもなって実家にいたらさすがに恥ずかしいから

１人暮らしを始めようなんて何年か前までは思ってましたが

そんな気配微塵もありません皆様いかがお過ごしでしょうか。

だって１人暮らしをしたって遊びに来る友達いないし、

実家と会社近いからわざわざお金かけてまですることじゃないじゃん。

って思ってしまうんだもん。

あと１人暮らししたら本当に孤独になります。

昔から友達がいない分、親とお酒飲んだりするの全然楽しいですし、

こちらから振る舞うときもあったりするし

持ちつ持たれつで良いんじゃないかなと。

さすがに親も年を取ってきて耳が遠くなったり

行動が雑になったり腹が立つこともありますけど、

感謝の方が圧倒的に勝つんですよね。

ただ父親が定年迎えて少しだけ料理するようになったんですけど、

味見してないから薄いかもしれないって毎回言うんですよ。

いやあなたしなさいよ味見くらいは。

ほとんどにぼしの味しかしない鍋って何なんですか。

結局母親がだし入れたり塩振ったりしてますけど。

まぁそんな日々が繰り返されてるわけです。

あとは母の兄と妹、僕からすると伯父と叔母になるわけですが、

年に数回、会いに行くのです。

小さい頃はじいちゃんばあちゃんには相手してもらってたけど

伯父と叔母はそこまでではなかった。

叔母さんに関してはまぁそっけなかったですね。

何だこの人は俺らを目の敵にしてるのか？

お年玉くらいくれたらどうなんだこらぁ。

って思ってましたから。

ただ、社会人になって一人でとか兄弟で行くようになって、

なんだかすごく良くしてもらうようになって。

３０万ｋｍだか乗ってる何年前のだよってハイラックスを

今でも乗っているロックンローラーな伯父とお酒飲んだり

叔母とコーヒー屋を巡ったり。

遠くの親戚より近くの他人なんて言葉がありますが、

僕は全然そんなことはないです。

何かすごく小さいころ愛情を受けてこなかったみたいになってますけど、

大丈夫です、人並みには受けてきました、多分。

ただ残念ながら、この環境がずっとあるわけじゃない。

おそらく僕の方がこれから生きていく時間が長いの

でひとりになるときはやってきます。

炊事洗濯掃除、全くできないわけではないので

生活に関しては心配はしてませんが、

孤独ってどういうもんなんだろうって考えるときがあります。

もっと人付き合いちゃんとしておけば良かったです。

いや～こうやって真面目な内容を書いてると

暗い気持ちになっちゃいますね。

じゃ中学時代に甘酸っぱい青春があった話聞きます？

興味ないですか？

でも一応聞いときます？

はい、じゃ始めますね♪

僕は中学時代ですね、

女子とほとんど話をしませんでした。

話をしないといけない場面はどうしてもありますから、

その時くらいですかね話したとしても。

ただ中学３年生の卒業文集でランキングってあるじゃないですか。

そのランキングの「面白い人部門」で２位だか３位だったんです。

おそらく同性票だけではそこまで上位にランクインできなかったと思うので

女子にもそれなりに認識はされてたのかなぁと。

それだけスーパー面白い僕だったので、

僕のことを好きでいてくれたんだろうなぁ

って子（Ａちゃんとしておきます）がいたんです。

確認してないので憶測ですが。

だってだって、僕の近所の幼馴染とＡちゃんが

一緒に帰ってきたときがあったんですもの。

Ａちゃんの家全く逆だし、その幼馴染と仲良くはないはずだし。

夏で窓を開けていたので話声が聞こえてきたときはビックリしました。

学校でも「愛知行っちまったらな…」みたいな会話してましたし。

いや、愛知まで行って受験するの俺だけなんだけど。

あ、地獄耳なのでごめんなさい。

さらに、バレンタイン。

思春期のバレンタインとかもうそんな胸熱なイベント、ほんともう！

帰りに駐輪場から門へ向かう途中、

Ａちゃんが友達と話しながら歩いてきてまして、

「渡さなかったら一生後悔する！」って言ってたのです。

ありがとうございます、地獄耳なので。

そこをスカした顔して通り過ぎていくんですよ、僕は。

かぁ～！バカバカ！！

もうね、渾身の力でぶん殴ってやりたいですよ。

結局Ａちゃんとは面と向かって話したことはほとんどなかったかな？

３年間同じクラスだったねーなんてメールはしたんですけど。

キャー！もう！メールはしてたなんてさらにキュンキュンしちゃう！

結局落ちてしまった愛知の企業を受けてなかったら

また違う結果になってたのでしょうか。

はい。てことでそんなキュンキュンするシチュエーションに

未だにときめいてる僕のピュアさは伝わったでしょうか。

え？そりゃ生涯孤独だわって誰か言いました？